愛らしい笑顔と穏やかな性格、シーズーに恋した人生

なび丸

今日はシーズーについて詳しく話していこう！

あにまる部

どんな風に飼えばいいのか気になるよね。

なび丸

この記事ではシーズーの歴史や健康管理、

気をつけるべきポイントなどを紹介するよ。

はじめに

シーズーは、中国原産の小型犬種で、ラサ・アプソとペキニーズの交配から生まれました。愛らしい外見と賢く従順な性格から、世界中で人気の犬種になりました。

本記事では、シーズーの歴史、特徴、性格、健康管理など、様々な角度からこの魅力的な犬種について詳しく解説していきます。

シーズーの歴史

シーズーの起源は古く、7世紀頃のチベットまで遡ります。

当時、チベットの寺院で「死の竜のイヌ」と呼ばれる犬が飼育されていました。この犬が、後のシーズーの祖先であると考えられています。

チベットからの伝来

チベットの僧院で飼われていたラサ・アプソは、シーズーの祖先の一つです。この犬は宗教的な目的で使われており、高い地位を持っていました。

一方、中国ではペキニーズが皇室で愛されていました。
清王朝の時代に、ラサ・アプソとペキニーズが交配され、現在のシーズーの特徴が生まれたと考えられています。

シーズーは、その後、イギリスやアメリカなどの西洋諸国にも伝わりました。愛らしい外見と性格の良さから、貴族や富裕層の間で人気が高まり、やがて一般家庭にも広まっていきました。

中国皇室での愛好

シーズーは、中国の宮廷でも大切に扱われてきました。清王朝の時代には、宮殿内で飼育されていたと言われています。その愛らしい外見と従順な性格から、皇族に非常に愛されていたようです。

中国の皇室では、シーズーの丸い頭、クリクリした目、短いマズルなどの特徴が好まれていました。また、鼻周りの豊かな毛が菊の花のように広がる様子も、シーズーの魅力の一つとされていました。

シーズーの外見的特徴

シーズーは、小型犬ながら骨太な体型と柔らかな毛並みが特徴的です。

体高は23〜27cm程度で、体重は4.5〜8.0kgと重めの犬種です。
毛色は多様で、ソリッドカラーよりもパーティーカラー(複数の色が混ざったカラー)が人気があります。

体型と毛並み

シーズーの体型は、小型犬ながら丸く太った印象を受けます。しっかりとした骨格と筋肉質な体格が特徴で、大きめの頭に対してマズルが短く、わずかにアンダーショットの咬合をしている個体もいます。

毛並みは長く、豊かで柔らかいのが特徴です。尻尾の下の毛は特に豊かで、付け根の位置が高いのが目立ちます。パーティーカラーの毛色は、ホワイト&ゴールド、ホワイト&ブラック、クリーム系、グレー系など、様々なバリエーションがあります。

基準とバリエーション

シーズーの標準体重は4.5〜8.1kgで、理想体高は26.7cmとされています。しかし、実際には10kgを超えるような大型のシーズーもいます。体型や毛色のバリエーションは大きく、パーティーカラーのほかにもソリッドカラーの個体もいます。

また、顔つきにもかなりの個体差があります。丸く大きな目とクリクリした目、短いマズルは共通していますが、鼻周りの毛の量や形状は個体によって異なります。それがシーズーの魅力の一つともなっています。

項目	標準
体重	4.5〜8.1kg
体高	26.7cm
毛色	パーティーカラー、ソリッドカラー

シーズーの性格

シーズーは、おっとりとした穏やかな性格が特徴的です。
家族への愛情も深く、子供やペットとも仲良く過ごせます。一方で、やや頑固な一面もあるため、しつけには注意が必要となります。

愛情深く家族想い

シーズーは、飼い主に対して非常に愛情深い犬種です。家族の一員として接し、常に側にいたがる傾向があります。子供が遊び相手になることも多く、子供のいる家庭にも適した犬種と言えます。

ただし、シーズーは時に過保護になりすぎる面もあります。飼い主以外の人間を警戒したり、他の動物に対して Territory(領域)を主張したりする場合があります。早期から社会化教育を行うことが重要です。

おっとりと賢い

シーズーの性格は全体的におっとりとしていますが、同時に賢い一面も持ち合わせています。しつけやトレーニングには非常に従順で、飼い主の指示を素直に聞く傾向にあります。

ただし、プライドが高く頑固な面もあるため、しつけには一定の注意が必要となります。統一したコマンドを使い、褒めて伸ばすスタイルのしつけが効果的だと言われています。

フレンドリーだが注意点も

シーズーは基本的にフレンドリーな性格で、人や他の動物とも仲良く付き合えます。特に子供が好きで、一緒に遊ぶのを心から楽しむ姿が見られます。

しかし、オスの場合は警戒心が強く、見知らぬ人や動物に対して攻撃的になることもあります。また、シーズーは気が小さい面もあり、大声を出されるとストレスを感じやすい傾向にあります。飼い主は愛情を持って接することが重要です。

シーズーの健康と食事管理

シーズーは全体的に健康的な犬種ですが、いくつかの注意点があります。適切な食事と運動量の管理が重要で、特に皮膚や呼吸器系の病気には気を付ける必要があります。

肥満と皮膚病の予防

シーズーは小型犬ながら太りやすい体質なので、肥満予防が重要です。
過剰な給餌は避け、適切な運動量を確保することが大切です。1日2回程度の散歩が理想的とされています。

また、シーズーは皮膚病にもかかりやすい傾向があります。被毛が密で皮膚が蒸れやすいため、毎日のブラッシングと定期的なシャンプーが不可欠です。食事には、皮膚や被毛の健康維持に良い成分を含むフードを選ぶことをおすすめします。

呼吸器系と目の健康管理

シーズーは短頭種のため、呼吸器系の病気にもなりやすい犬種です。気管虚脱や熱中症など、呼吸に関する病気には特に注意が必要です。夏場の運動は控えめにし、こまめに休憩を取らせるなどの対策が大切です。

目の健康管理も重要なポイントです。シーズーは結膜炎や角膜炎などの目の病気にもかかりやすいので、目やまわりの手入れを怠らないようにしましょう。

食事管理のポイント

シーズーの健康的な食生活を維持するためには、様々な要素を考慮する必要があります。まず、年齢、活動レベル、生理的な状態に合わせて、適切な栄養バランスのフードを選びましょう。

子犬期は成長に必要な栄養が多く必要で、免疫力の発達にも重点を置いた食事が望ましいです。一方、肥満が心配な成犬期は、低カロリーで高タンパク質のフードがおすすめです。人間の食べ残しやスナックは控えめにしましょう。

まとめ

本記事では、シーズーの歴史、外見、性格、健康管理などについて、解説してきました。
シーズーは小型犬ながら骨太な体型と豊かな被毛が特徴的で、賢く愛情深い性格が魅力的な犬種です。

一方で、皮膚病や呼吸器系の病気にも注意が必要です。
適切な食事と運動量の管理、毎日のブラッシングとシャンプーなど、飼い主の愛情と気遣いが健康維持には欠かせません。初心者でも飼いやすい犬種ですが、シーズーの特性を理解し、しっかりとケアをすることが重要です。

よくある質問

シーズーはどのような歴史的な背景を持っているのですか?

シーズーの起源は古く、7世紀頃のチベットまで遡ります。チベットの寺院で飼育されていた「死の竜のイヌ」がその祖先とされています。その後、チベットのラサ・アプソとペキニーズが交配され、現在のシーズーの特徴が生まれたと考えられています。清王朝の時代に中国の皇室でも愛されるようになり、やがて世界中に広まっていきました。