
ボタンインコは体長約13.5cm、体重35~50gと小さいけど、
10色以上の毛色が楽しめるんだよね。

その多彩な毛色と愛らしい性格が人気の秘密なんだね!

その通り。今日はボタンインコの歴史や飼育のポイント、
さらに健康管理のコツまで徹底解説するよ

楽しみ!もっと知りたくなっちゃう
はじめに
ボタンインコは、小柄でかわいらしい鳥として世界中で人気があります。その愛らしい外見と面白い行動は、多くの人々を魅了してきました。
本記事では、ボタンインコの様々な側面について詳しく解説していきます。飼育方法から性格、歴史に至るまで、ボタンインコの魅力に迫ります。
ボタンインコの基本情報

まずはボタンインコの基本的な特徴から見ていきましょう。ボタンインコの分類や原産地、大きさなどの概要を押さえることで、この小鳥を深く理解する第一歩になります。
分類と原産地
ボタンインコは、オウム目インコ科に属する小型の鳥類です。アフリカ南部が原産地で、主に南アフリカ共和国やナミビアなどの地域に生息しています。野生種は4種類存在しますが、飼育下では様々な品種が作出されています。
学名は「Agapornis」で、愛情深い性質から名付けられました。英語ではLovebird(ラブバード)と呼ばれ、仲睦まじい様子が愛称の由来となっています。
大きさと体型
ボタンインコは小柄な鳥で、体長は約13.5cm、体重は35~50gほどと小さめの部類に入ります。全体的に丸くてぽってりとした体型が特徴的で、ずんぐりむっくりとした姿が愛らしさを演出しています。
項目 | サイズ |
---|---|
体長 | 約13.5cm |
体重 | 35~50g |
羽色のバリエーション
ボタンインコには、さまざまな羽色のバリエーションが存在します。
原種のグリーン系からブルー、バイオレット、パステル系など、様々な色彩が魅力となっています。色素の遺伝的要因や人為的な交配によって、新しい品種が次々と生み出されています。
- ノーマル(グリーン系)
- ブルー
- バイオレット
- パステルグリーン
- パステルブルー
愛らしい性格と行動

ボタンインコの人気の理由の一つに、その愛らしい性格と面白い行動があげられます。人間に対する愛着が強く、しつこいほど甘えてくる様子がとてもかわいらしいのです。
人懐っこい性格
ボタンインコは、飼い主への愛着が非常に強い鳥です。愛情表現が豊かで、よく肩に乗ってきたり、くちばしでちょっかいを出したりと、しつこいぐらい人なつっこい性格をしています。威嚇する個体は少なく、基本的に温和な性格が多いと言えます。
しかし、一方でナーバスで神経質な一面もあり、大きな音や突然の動きに敏感に反応してしまいます。飼育の際は、ストレスのない環境づくりが欠かせません。
愛情深いつがい関係
ボタンインコは非常に愛情深い鳥で、つがいの絆が強いことから「ラブバード」の愛称で呼ばれています。ペアで飼育すると、お互いの羽づくろいをしたり、くちばしで愛撫したりと、甘えた行動が見られます。
繁殖期には巣作りから抱卵、雛の世話まで、オスメスが協力して行います。この協調的な繁殖行動が、愛情深い性質を物語っています。
楽しい習性
- おしゃべり好き
- 机上運動が活発
- じゃれつく
- 踊る(翼を広げる)
ボタンインコは、とてもアクティブな小鳥です。おしゃべりが好きで、自分なりの鳴き声で会話を試みます。
また、机の上を駆け回ったり、羽ばたいて踊ったりと、いつも元気いっぱいの様子が魅力的です。飼い主にじゃれついてアピールすることも多く、いつまでも見ていたくなるほど愉快な行動を見せてくれます。
飼育のポイント

ボタンインコを飼育する上で意識すべきポイントをまとめました。適切な環境を整え、ストレスのない生活を送らせることが健康的な飼育につながります。
ケージの選び方
ボタンインコは活発な小鳥なので、十分な広さのケージが必要不可欠です。
おおよその目安として、1羽あたり60cm×40cm×40cmのスペースが適切とされています。止まり木や遊び場、巣箱なども設置して、ストレスを溜めないよう心がけましょう。
また、ボタンインコは同種との群れ飼育に向いていないため、ペアもしくは1羽飼いをおすすめします。多頭飼育は個体間のトラブルのリスクが高くなります。
給餌と栄養管理
ボタンインコの主な餌はシードやペレットですが、栄養面ではペレットのほうが優れています。シードだけでは偏りがちなので、両方を組み合わせて与えるのが理想的です。
また、カリカリした食感のおやつや新鮮な野菜・果物の補給も大切です。バランスの良い食事は健康維持に欠かせません。
健康管理のポイント
- 寒さ対策(ヒーター設置、部屋の温度管理)
- 定期的な換羽期のサポート
- 適切な運動量の確保
- ストレス解消(おもちゃの用意、休息場所の設置)
ボタンインコは寒さに弱い鳥なので、ヒーターやストーブを用意するなどして温度管理に気をつけましょう。換羽期にはタンパク質を多めに与え、休息をしっかりとれるよう配慮が必要です。また、おもちゃなどで遊ばせて運動不足にならないよう心がけましょう。
歴史とエピソード

ボタンインコの魅力を語る上で、その歴史や由来にまつわるエピソードを知ることも大切です。ここでは、ボタンインコの起源や名前の由来、さまざまな逸話についてご紹介します。
野生種と品種改良の歴史
現在のボタンインコの起源は、アフリカ大陸南部に生息する4種の野生種にさかのぼります。これらは18世紀から飼育されるようになり、やがて品種改良が進められていきました。
特に1920年代以降、羽色のバリエーションを増やすことに力が注がれ、ブルーやバイオレット、パステルなどの新品種が次々と誕生しました。現代のかわいらしいボタンインコの原点は、この頃の品種改良にあると言えるでしょう。
名前の由来と世界の愛称
「ボタンインコ」の名前は、その小さくてまるい体型に由来しています。英語名「Lovebird(ラブバード)」は、つがいの愛情深い様子に因んだ愛称です。
世界各国で呼ばれる名前を見ると、「恋人たち」「愛の小鳥」など、愛らしさにフォーカスしたものが目立ちます。例えば、英語圏では「Love parrots」、スペイン語圏では「Inseparables(ふたりはなれがたい)」、フランス語圏では「Inséparables」と呼ばれています。
偉人とボタンインコ
- ナポレオン・ボナパルト
- アーサー王
- ウィンストン・チャーチル
珍しい品種のボタンインコは、歴史上の偉人たちからも高く評価されてきました。例えば、ナポレオン・ボナパルトは、妻のジョゼフィーヌに贈った希少なボタンインコを愛でていたと言われています。
また、アーサー王伝説にも登場する「ロンドン橋の小鳥」は、ボタンインコを指していたとの説があります。のちにチャーチル首相もボタンインコを愛がっていたそうで、名鳥として人々に愛されてきたことがわかります。
まとめ
ボタンインコは、そのかわいらしい姿と人なつっこい性格、楽しい行動から、世界中で人気の高い小鳥です。
飼育の際は、ストレスのない環境づくりと栄養バランスの維持が健康的な飼育につながります。愛情深く、時に甘えん坊な一面もみせるボタンインコの魅力に、きっと夢中になるはずです。
長い歴史に培われてきたペットとしての人気ぶりを見れば、ボタンインコは私たちにとってかけがえのない存在であることが分かります。これからも大切にされ、親しまれていく小鳥なのです。
よくある質問
ボタンインコの特徴は?
p. ボタンインコは小柄で丸みを帯びた愛らしい外見が特徴的です。羽色のバリエーションも豊富で、グリーン、ブルー、バイオレットなど様々な色があります。人懐っこく、飼い主への愛着が強く、おしゃべりが好きで活発な習性を持っています。
ボタンインコの飼育方法は?
p. ボタンインコは十分な広さのケージが必要で、ペアもしくは1羽飼いがおすすめです。主な餌はシードとペレットを併せて与え、新鮮な野菜や果物も補給します。温度管理に気をつけ、運動や休息を確保することが健康的な飼育につながります。
ボタンインコの名称の由来は?
p. ボタンインコの名称は、その小さくて丸い体型に由来しています。英語では「Lovebird(ラブバード)」と呼ばれ、つがいの愛情深い様子を表した呼称です。世界各国でも「恋人たち」「愛の小鳥」などの愛称で親しまれています。
ボタンインコが歴史上の人物に愛された理由は?
p. ボタンインコは珍しい品種として、ナポレオン・ボナパルトやアーサー王、ウィンストン・チャーチルなどの歴史上の偉人たちにも愛されてきました。その愛らしさと飼育の魅力から、古くから高く評価されてきたことがわかります。