今日はマルチーズについて話そう!
この小型犬は昔から貴族たちに愛されてきたんだって。
本当に可愛いし、性格も温和で魅力的だよね。
でも飼うにはどんなポイントがあるのかな?
うん、それも含めて歴史から飼育のコツまで詳しく見ていこう!
はじめに
マルチーズは、小型犬の中でも特に愛らしい姿と温和な性格から、世界中で人気の高い犬種です。長い白い被毛と真っ黒な大きな目が特徴的で、抱っこしやすい小柄なサイズも魅力のひとつです。本日はこのマルチーズという犬種の様々な側面について、詳しく見ていきましょう。
マルチーズの歴史と由来
マルチーズは古代から愛されてきた、世界最古の愛玩犬種の一つです。名前の由来はマルタ島で、この地中海の小さな島が原産地とされています。
古代からの歴史
紀元前1500年頃にさかのぼると、古代ギリシャや古代エジプトでも飼われていたと考えられています。中世には欧州の王侯貴族に愛好されるようになり、ルネサンス期の絵画にもしばしば描かれていました。
この長い歴史の中で、マルチーズは愛玩犬として人々に可愛がられてきました。小さなサイズと穏やかな性格が、貴族たちの間で重宝されたのでしょう。
マルタ島との関係
マルチーズの名前は、マルタ島に由来しています。セム語で「málat」は「隠れ家」や「港」を意味し、このマルタ島がマルチーズの生まれる地だったことから、その名が付けられました。
マルタは中央地中海に位置する小さな島国です。温暖な気候と美しい自然が魅力的なこの島が、このかわいらしい犬種の起源なのです。
ヨーロッパへの広まり
15世紀ごろからマルチーズは欧州の王侯貴族の間で人気を博しました。王族の間を中心に愛好されるようになり、19世紀にはイギリスのドッグショーにも出場するまでになりました。
このようにマルチーズは長い歴史の中で、愛玩犬として重んじられてきた犬種なのです。
マルチーズの特徴
マルチーズには、小柄なサイズと白い被毛、そして愛らしい目つきなど、様々な特徴があります。ここではマルチーズの体型や被毛、性格などの特徴を詳しく見ていきましょう。
小柄でコンパクト
マルチーズは体高が20〜25cm、体重が2.5〜3.2kgと小柄な犬種です。このコンパクトなサイズが、抱っこしやすく可愛らしい魅力の一つになっています。
小さな体に比べてはっきりとした顔立ちと大きな黒目が印象的で、丸い頭部も愛らしいポイントです。小型犬ならではのかわいらしさを体現しています。
真っ白な長い被毛
マルチーズを象徴する特徴が、その真っ白な長い被毛です。柔らかくさらさらとした優雅な毛並みは、まるで雲のようです。
まれに、レモンやタンといったバリエーションの毛色もいますが、一般的には真っ白が最も典型的です。しかしこの白い毛は汚れが目立ちやすいため、こまめなブラッシングとお手入れが必要不可欠です。
優しく人なつっこい性格
マルチーズは温厚で従順、人なつっこい性格が特徴です。大人しく落ち着いた雰囲気を持ち合わせており、家族への愛情も非常に深いことから、コンパニオンドッグとして最適な犬種です。
一方で、時折勇敢な面も見せます。見知らぬ人に対しては警戒心を示すことがあり、無闇に近付くことは避けたほうが賢明です。しっかりとした社会化教育が必要不可欠といえるでしょう。
飼育のポイント
マルチーズを家族の一員として迎え入れるにあたり、いくつかの注意点があります。被毛のお手入れや健康面での留意点など、マルチーズを楽しく飼育するためのポイントをご紹介します。
被毛のお手入れ
マルチーズの最大の魅力である白い長い被毛は、こまめなブラッシングと定期的なトリミングが欠かせません。1日20分ほどのブラッシングで毛づやを保ち、月1回のシャンプーも必要です。
また、マルチーズには理想的なカットスタイルがいくつかあり、近年ではテディベアカットやエレガントカットなど、かわいらしい新しいスタイルも登場しています。飼い主の好みに合わせてスタイリングすることができるのも魅力の一つです。
健康管理のポイント
マルチーズは、流涙症や外耳炎、僧帽弁閉鎖不全症などの疾患に注意が必要です。特に目や口周りのお手入れは欠かせません。
定期的な健診で心臓の状態を確認し、滑りにくい床を用意するなど、健康寿命を延ばすための対策が求められます。平均寿命は12〜15歳なので、適切な管理で長く元気でいられるはずです。
運動と食事管理
マルチーズは活発な性格なので、適度な運動が必要不可欠です。1日20分程度のお散歩があれば十分でしょう。
食事面では肥満に注意が必要で、小型犬向けのフードを与え、与え過ぎには気をつけましょう。バランスの良い食生活を心がけることで、マルチーズの健康的な生活を維持できます。
マルチーズを迎える際の費用
魅力的なマルチーズですが、迎える際の費用についても理解しておく必要があります。子犬の費用だけでなく、毛のお手入れや健康管理の費用も見込んでおきましょう。
子犬の費用
マルチーズの子犬を購入する場合、平均的な価格は20万円前後となります。ブリーダーや血統によって、10万円台から30万円台までと幅があります。
里親制度を利用する場合は、里親会費や避妊・去勢費用がかかりますが、それほど高額ではありません。
毛のお手入れ費用
定期的なトリミングやシャンプーが必要なので、月に数千円の費用が見込まれます。高級サロンを利用すれば、一度に1万円以上のコストがかかることもあります。
自宅でお手入れする場合は、バリカンやブラシ、シャンプー用品などの道具代がかかります。要領を得れば節約にもなりますが、手間がかかるのがデメリットです。
医療費やその他の費用
マルチーズの健康を守るための医療費も考慮に入れましょう。健診代や予防接種代、さらに心臓病などの治療費がかかる可能性があります。ペット保険への加入も賢明でしょう。
その他、首輪やリード、ケージなどの購入費、しつけ教室の費用なども必要になってきます。初期費用と毎月の維持費をしっかりと把握しておく必要があります。
まとめ
マルチーズは、長い歴史と魅力的な姿、そして愛らしい性格から、世界中で愛されている人気の高い小型犬種です。しかし、手間のかかる被毛のお手入れや健康管理、そして迎える際の費用など、様々な注意点があります。
本日はマルチーズの歴史や特徴、飼育のポイント、費用について詳しく解説しました。この犬種の愛らしさと魅力を十分に理解した上で、しっかりとした準備を整えて、マルチーズとの生活を楽しんでいってください。
よくある質問
マルチーズの由来は何ですか?
マルチーズは古代から愛されてきた世界最古の愛玩犬種の一つで、その名前はマルタ島に由来しています。セム語で「málat」は「隠れ家」や「港」を意味し、このマルタ島がマルチーズの生まれる地だったことからこの名が付けられました。
マルチーズの特徴的な外見は何ですか?
マルチーズの特徴は、小柄なサイズ、真っ白な長い被毛、大きな黒目を持つ丸い頭部です。この小型でかわいらしい外見が人々を魅了してきました。また、レモンやタンといった毛色のバリエーションも存在しますが、白色が最も一般的です。
マルチーズの性格はどのようなものですか?
マルチーズは温厚で従順、人なつっこい性格が特徴です。家族への愛情が深く、コンパニオンドッグとして最適な犬種です。一方で、見知らぬ人に対しては警戒心を示すこともあるため、社会化教育が必要不可欠です。
マルチーズを飼う上で注意点はありますか?
マルチーズを飼う上での主な注意点は、被毛のこまめなお手入れと健康管理です。白い長い被毛は定期的なブラッシングとトリミングが欠かせません。また、目や耳の健康管理、適度な運動と食事管理にも気をつける必要があります。さらに、初期費用や毎月の維持費用も考慮しておく必要があります。